<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<rdf:RDF
  xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#"
  xmlns="http://purl.org/rss/1.0/"
  xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
  xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/">

  <channel rdf:about="http://gushax2.guhaw.com/RSS/100/">
    <title>Dark Blue Loneliness</title>
    <link>http://gushax2.guhaw.com/</link>
    <atom10:link xmlns:atom10="http://www.w3.org/2005/Atom" rel="self" type="application/rss+xml" href="http://gushax2.guhaw.com/RSS/" />
    <atom10:link xmlns:atom10="http://www.w3.org/2005/Atom" rel="hub" href="http://pubsubhubbub.appspot.com/" />
    <description>一人きりで深海にいる様な孤独の中で、人は何を思い、何を感じるのか。</description>
    <dc:language>ja</dc:language>
    <dc:date>2016-10-31T13:40:18+09:00</dc:date>
    <items>
    <rdf:Seq>
      <rdf:li rdf:resource="http://gushax2.guhaw.com/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B0/%E8%BF%BD%E6%86%B6" />
    </rdf:Seq>
    </items>
  </channel>

  <item rdf:about="http://gushax2.guhaw.com/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B0/%E8%BF%BD%E6%86%B6">
    <link>http://gushax2.guhaw.com/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B0/%E8%BF%BD%E6%86%B6</link>
    <title>追憶</title>
    <description>僕が小学六年生の頃だったと思う。

数年に渡って、寝たきりだった祖母が死んだ。

それは真夏の事。

空の彼方には見事な入道雲。

しきりにクマゼミが鳴いていた。

そんな中で町外れにある病院へと向かった事を覚えている。

「そろそろ、危ないらしいよ」

母に連れられて、...</description>
    <content:encoded><![CDATA[僕が小学六年生の頃だったと思う。<br />
<br />
数年に渡って、寝たきりだった祖母が死んだ。<br />
<br />
それは真夏の事。<br />
<br />
空の彼方には見事な入道雲。<br />
<br />
しきりにクマゼミが鳴いていた。<br />
<br />
そんな中で町外れにある病院へと向かった事を覚えている。<br />
<br />
「そろそろ、危ないらしいよ」<br />
<br />
母に連れられて、親類と一緒に今際の際のいる祖母を見舞ったのである。<br />
<br />
その時に見た祖母の最後の姿は、とても大人とは思えないくらいに縮んでしまっていた。<br />
<br />
幼き日に見た、ふくよかな祖母の体。<br />
<br />
どちらかと言うと、肥満と言ってもいいくらいであっただろう。<br />
<br />
その祖母の体が数年の寝たきり生活で、あんなになってしまうなんて。<br />
<br />
勿論、その過程も何度かは目にしてきた。<br />
<br />
それでも、祖母の最後の姿は子供心に衝撃を受けたのを覚えている。<br />
<br />
『祖母は幸せだったのだろうか』<br />
<br />
同時に、そんな事を思ったりもした。<br />
<br />
勿論、元気な内は幸福であっただろう。<br />
<br />
しかし、寝たきりになってからの数年間。<br />
<br />
僕はそこに疑問を抱いた。<br />
<br />
その数日後、祖母は帰らぬ人となったのである。<br />
<br />
そして僕は思い出した。<br />
<br />
幼い頃に事故で死んだ父。<br />
<br />
その時には母や祖母、伯父や伯母、他の親類達も皆、哀しみの中にいた。<br />
<br />
勿論、祖母が死んでも哀しくはあるのだろう。<br />
<br />
でも、父の時とは何かが違った。<br />
<br />
それは僕が幼かったから、だろうか。<br />
<br />
いや、それだけではないだろう。<br />
<br />
一つには、ある意味、大往生だった事。<br />
<br />
此処、数年は寝たきりであったが、齢は90を超えていた。<br />
<br />
若くして死んだ父とは違いが出ても不思議ではない。<br />
<br />
父の死は残念さが全てであったのではないか。<br />
<br />
祖母の死には少しだけ、めでたさの様なものもあったのかもしれない。<br />
<br />
そして、もう一つ。<br />
<br />
周囲の者達には安堵感の様なものがあった様に感じた。<br />
<br />
伯父や伯母が介護から解放される事への安堵感なのか。<br />
<br />
それとも、祖母が寝たきりという状態から解放される事への安堵感なのか。<br />
<br />
或いは、その両方なのかもしれない。<br />
<br />
糖尿病から白内障を併発して失明。<br />
<br />
その後、数年間に渡っての寝たきり生活。<br />
<br />
そんな祖母の介護を続けてきた伯父と伯母。<br />
<br />
決して悲壮感を感じた訳ではないが、それでも苦労は尽きなかっただろう。<br />
<br />
そう考えると、介護をする方も、される方も、果たして。<br />
<br />
子供ながらに色々と考えさせられた。<br />
<br />
『あんなになってまで生き永らえて本当に幸せなのか』<br />
<br />
そして思った。<br />
<br />
『自分は長生きをしたくはない』<br />
<br />
漠然とだが、そんな風に思った事を思い出している。<br />
<br />
目線の先には見事な入道雲。<br />
<br />
しきりにクマゼミが鳴いている。<br />
<br />
僕は未だに『生きる事』に疑問を持っていた。]]></content:encoded>
    <dc:subject>プロローグ</dc:subject>
    <dc:date>2016-10-31T13:40:18+09:00</dc:date>
    <dc:creator>菊千代</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>菊千代</dc:rights>
  </item>
</rdf:RDF>
